今日のセッションは裸足と馬
- 2018.11.23
- 非言語コミュニケーション
- 依存症
他の人のレッスンにまでやってきて見学したり、率先して馬たちの面倒を見たりなど、馬が超楽しくなっちゃってるディミトリーくん。この施設を出るのは来週。なので次の月曜日が最後のレッスンになります。
今日は敢えてほっておいて、自分で練習する時間を与えました。と言っても、しばらくの間言われた通りに練習していれば、絶対に身体が慣れて、自分の力で上達できるという状態に持って行った後です。
自分に自信がないディミトリーには、ほんの少しかもしれませんが、自分の力でできた!という達成感を味合わせてあげたかった。施設を出た後に、役に立つであろうツールを彼に渡しておきたかったのです。そのツールとは「達成感」。
馬に乗った後、達成感を味わって、最高に気分良さそうだったので、ちょうど太陽も沈む時に、サンゲージングを一緒にやりました。太陽の光もまた、施設を出た後でも、いつでもどこでも手に入れることができます。
今日のセッションは、ディミトリーの他、パイロットになろうとしてたのに、麻薬にハマってしまったゲイのジェイコブと、高校の先生のジョン。
個別のセッションでしたが、二人ともインテリで話が通じやすかったため、馬で何をするということにフォーカスではなく、馬と関わる時に自分自身とどのように関わるかという、内面的なことに焦点を当てました。もちろん馬を使ってのセッションでしたが。
数学の先生のジョンは、薬に手を出してしまう問題を、「感情はまるで身体で感じるみたいに、身体がザワザワするんだ」と言っていたので、「それは正しい感覚だと思うわよ」と言って、キャンディス・パート博士の「感情の分子」の本に書かれている、感情のレセプターについてなど、お話ししました。
すごく興味を持ってくれて、二人で話ししているうちに、結局、身体からも解放しないと、頭だけで考えているだけでは、解決しないことがあるという点で、お互い納得しました。
そこで、私はいつも裸足で走ってると言ったら、自分もそれをやりたい!しかも、今いっしょにやってもらえないかと言うのです。ちょうどその時間は、その後ディミトリーのレッスンを馬場でやるので、馬場ならフカフカしてると言うと、今から行きたい!ということになり、乗馬レッスンと裸足ジョギングを隣り合わせでやることになりました。
妙な組み合わせです。同じ馬場で、一人は裸足で走らせて、もう一人は馬に乗せて。私は裸足になったり乗馬靴履いたり。なんだか忙しない感じですが、でも今日は晴天で気持ちの良い日だったので、外でのそうした活動は、爽やかな気分になれました。ジョンは裸足になって、子どもの頃以来、裸足になんてなったことない!なんて気持ちいいんだ!って、喜んでいました。
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