テーマ8:子育ての根っこ

テーマ8:子育ての根っこ

※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント
「子どもは天からの授かりもの」とはよく言いますが、その言葉を心で理解した上で毎日の生活の中の子育てで活かしていくのは、とても難しいことですね。自分に与えられた子どもは親の所有物でないことは、頭ではよく分かります。でも、頭で分かっていることを実行するためには、親のエゴを捨てて子育てしなければいけません・・ が、そんなこと完璧にできる人はいないよね。ただ、努力や向上をすることならできるかも?

結婚して数年後、私たちはボストンから車で2時間半ほどの、マサチューセッツ州のケープコッドの先端にある、小さな小さな町、プロヴィンスタウンという町に引越しました。その頃、私たちには子どもがいませんでした。

私の仕事は、アメリカの芸術家を日本に紹介するアートコンサルタント。そして、夫はその町に古くからある、芸術協会の小説家や詩人のためのプログラム・コーディネーター。プロヴィンスタウンという町は、芸術家の町で有名で、私の仕事にとって、それはそれは好都合な所でした。だってこの町には、石を投げればアーティストに当たるっていうくらい、画家や彫刻家、物書き、シナリオライター、映画監督、音楽家・・そんな人たちばっかり住んでいるのです。

みんな芸ちゃん、そんでもってゲイちゃん。(面白い話がたくさんあるけど、子育てとは全然関係ないから、そのうちブログに書きますね~!)

プロヴィンスタウンは春・夏以外は、観光客がいなくてとても静かな所です。い砂浜とエメラルド色の海に囲まれた、くじらが見える港町。家の中にいて聞こえてくる音は、時々鳴る「プ~~~~ン、プ~~~~ン」という灯台の音だけです。ニューヨークや東京のど真ん中に、5分間、何もしないで立ってるだけでも、様々な情報が目や耳から入ってきますよね。でも、この町には動いているものがなく、音もない。5分間外に座っていたら、その5分の時の流れは都会の5分よりはるかに長く感じるの。

 
だからすぐに妊娠したの、、かな?

他にやることなかった・・・

 
って、ちゃうちゃう、そうじゃなくて、ストレスが何もなかったからヨン。カリフォルニアで忙しく生活していた私たちは結婚してから2年以上、子どもができませんでした。でも、プロヴィンスタウンに来てからすぐに妊娠。

しかし、この町での知り合いっていったら、ゲイちゃんや子どものいないアーティストばっかり。周りは妊婦の接し方に慣れていない人達ばっかりだったから、極端に優しくしてくれる人や、ただ単に私が太ってると思っている人や、妊婦がお酒飲んじゃいけないって知らない人や、平気で横でタバコをプカプカする人や、「妊婦じゃん」って、冷たくあしらうゲイのウェイターや、変な人ばっかり!

でもこれってきっと、私が妊娠してたから、普段なら気にも留めない日常生活の些細なことにも、虫眼鏡で拡大して見るように、色々と繊細に感じてたのかもしれない。

 
妊娠後・・たしか妊娠初期の2~3ヶ月の頃でした。

非現実的とも言えなくない、アメリカのはずれの不思議な町で、これまた非現実的な精神状態の妊娠初期に起こった、あの体験は一体何だったのか??今でも鮮明な記憶として忘れられない奇妙な出来事がありました。

私は夢を見ていました。あるお爺さんの夢です。私はそのお爺さんがどこに住んでいて何をしていた人なのか、夢の中で全部知っていました。
それらの情報は言葉を使わずに一瞬のうちに分かっていました。その夢はカラーだったし、今でもお爺さんの住んでいた所や着ていたものや、お爺さんの容姿を鮮明に思い出すことが出来ます。

夢の中の次のステージは、そのお爺さんが私の子どもになるということです。夢なのに急に今の自分と関わる、現実的なシチュエーションに私はぎょっとして、ガバっと起き上がりました。

その瞬間、窓の外から光が飛んできました。一筋の光です。それが、「ピシーン!」とお腹に入ったんです。「あっ、魂が宿った」

 
信じなくていいのよ。  だって・・これが本当の話かどうかなんて重要な事じゃないから。私にとって、これは妊婦の幻想だったのか、はたまた本当に起こったスピリチュアルな体験だったのか、自分自身でも信じてもいれば信じてもいません。
どっちでもいいんだ。でもこの体験によって、大きな気付きを得たんだな、これが。(って言っても、別に特別のことじゃないんだけど・・)

 
それは・・「子どもは天からの授かりもの」

この子は天からまかされて、私たちに預けられたんだ・・母親がお腹を痛めて子どもを生んでも子どもは親の所有物じゃないんだ・・それを身体で感じたことは、その後、子どもが生まれてからの毎日の子育てに、迷った時に立ち返ることのできる、とても大切な港となりました。

 
その夢がウソかホントかなんてどうでもいいことだけど、ここからが本当にあなたに伝えたい私の言葉です。ちょっと聞いてくださいな。

 
「この子を私の子どもとして天が授けてくれたなら、この魂がこの人生でやり遂げようとしていることを できる限り達成できるよう準備してあげるのが親の役目」

「その子をあなたの子どもとして天が授けてくれたなら、の魂がこの人生でやり遂げようとしていることをできる限り達成できるよう準備してあげるのがあなたの役目」

「この子どもたちが私たちの子どもとして天が授けてくれたなら、子どもたちの魂がこの地球上の人生でやり遂げようとしていることをできる限り達成できるよう準備してあげるのが私たちの役目」

 
私の子育ての根っこはこれに尽きます。

おまけ:
ケープコッドの綺麗な写真がこのサイトで見られます

    

 
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 マミーのビタミン剤

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Birth does not lead to greatness; but the cultivation of virtues by a person leads him to reatness.
Unknown

人は生まれ持って偉大なのではなく、生まれた後、善や徳を育成されることによって偉大になるのです。

無名の人による格言

マミーが考えるには、善や徳は教え込むものじゃないけど、子どもから引き出すものだと思ってるんだ。

マミーのたわ言

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