テーマ6:ダースベーダーを育てない

テーマ6:ダースベーダーを育てない

※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント

一生懸命子どもを教育しても、自分だけが競争に勝てばいいという心を子どもに知らず知らずに身につけさせてたとしたら・・そのような子どもが一人いるだけならまだしも、もし頭が良くてパワーがあってでも人のことなどお構いなしの、自分勝手な人間を多くの人が育てていたとしたらそんな世の中って怖いと思いませんか?

自分の子どもには賢い知恵もありながら、人に対して思いやりの持てる人間にどうか育って欲しいものですね。でも、それったらどうしたらいいのでしょう?

突然ですが、このブログをお読みいただく前に、ちょっと言い訳・・というか前置きさせてください。

私は子育てに関する本は、子供が生まれる前と息子が生まれた後、つまり彼がまだ0歳の時に、幼児教育の本を何冊か読んだだけです。こんなことを公言しない方がいいのかもしれませんが、子育てや教育に関するセミナーなど、一回も行ったことありません。私たちの子育ては、まったくもって自己流です。良く言えば、“オ・リ・ジ・ナ・ル”なのさ。

しかし、私の中で(ああ~喋りたい!)という気持ちが、フツフツと沸いてきて、止まらなくなっちゃったので書いていますが、これまでしてきた子育てが、世間的に正しいかどうかなんてそんなこと解かって書いている訳ではないんですよ。それに、日本に20年近く住んでいないので、今の日本の子育ての常識なんて、ぜんぜん知らないんだよね。

てな訳で、私の言っていることなんか、話半分で聞いてた方がいいよ。それではまた今日も、好き勝手に語らせていただきやす。

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image前も書きましたが、息子は幼稚園の時に20まで数えられませんでした。字を書いたり、本を読んだりするのだって特に早くなかった。

よく聞くでしょ?3歳でもう本読んでるとか、計算できるとか、そういう子どもたちの話。うちの子は、そんな兆候ぜんぜん見せてくれなかったな。「でもね、頭の良い子を育てるなんて簡単よ。誰にでもできる。」

小さい頃、とりたてて才能があると思えなかったうちの子だって、何かの計算のパターンを見つけたり、将来のエネルギーは原子を分解してどうたらこうたらとか、病気になった時に身体の中でどんな化学反応が起こっているとか、はたまたシェイクスピアの話とか、12歳になった今では、私にはついていけない難しい話をしています。しかし、私はある話をするまでは、これまでどういう教育をしてきたか、具体的な情報を人に提供しちゃいけないって思ってるの。

なぜなら自分のことしか考えず、人のこと蹴落とすなんて当たり前、それでもって、自分の得になることしかしない人・・そんな人間がすごく頭よかったら?そして、私たち母親がそんな人間をこぞって育てているとしたら?

頭ばっかり良くて、思いやりの欠けた人間ばっかりの世の中になって・・うわ~~~~~~~そんな風に考えるとちょっと怖くない?

大げさに言うと、子どもをダース・ベイダーに育ててしまったら、「神様にしかられる」って言うと宗教っぽく聞こえるとしたら・・「宇宙の法則から外れる」(こっちの方がもっと宗教っぽいか・・まあ、何でもいいや)とにかく、心を育てずに頭脳だけ鍛えたら怖いよ~~~~~!

vader

 
ガンジーは、「7つの罪深き事」の一つにこんなことを挙げています。

「人間性に欠けた科学」

それではここで、ガンジーさんの言葉をちょっといじってみましょう。

「人間性に欠けた経営者」(成功しないだろうな・・)

「人間性に欠けた弁護士」(信用できね~)

「人間性に欠けた心臓外科」(怖すぎる・・)

 
いわゆる物理的に成功している人たちで、(人間性に欠けてる)って思える人(思いたくないけど)に会ったことな~い?例えば、私が息子を産んだ産婦人科の先生・・・私は先生のゴルフの予定で、自然分娩じゃなく帝王切開で子どもを生まされた。(クソ~~~~!!!)でもこんな話、世間にはよくあるワケだ。

そんでもって、そんなことをしちゃう先生だって当然人の子。だから、そんな彼を育てた親がいるのよね。(いったい、どんな親だったのかね?)

もう一回言いますね。

「頭の良い子を育てるなんて簡単よ。誰にでもできる。」でも、思いやりがあって優しくて、賢くて健康な子どもを育てるのは、お母さん(お父さん)が、子育てをスピリチュアルに心で感じ、また頭で論理的に理解したことを 毎日の生活の中で実践していく・・・(注意:ここから先に言うことは、耳が痛くなる人もいるかもしれません)

つまり・・・・「子どもにご飯を食べさせて勉強させてるだけじゃあ足りないっつうワケだ」

実はさ、うちも毎日、今度はこうしてみよう、次はこうやってみようって、試行錯誤しながら子どもを育てているんだよ。反省したり、夫婦で口論したり、子どもと話し合ったり・・(これでいい)なんていう日はないんだな、これが。

ところで中には、賢くなくてもいいから、思いやりがあって優しい子に育ってもらえばいいじゃない?という方もいるかもしれない。

ごもっとも

だけど私には“ある理由”があって、優しいだけじゃなく「賢くて愛情豊かで健康な子供を育てるんだ」って、強く決心して子育てしています。その理由とは“スピリチュアルな体験”から得たものなの。

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マミーのビタミン剤
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Some mothers are kissing mothers and some are scolding mothers,but it is love just the same, and most mothers kiss and scold together.
Pearl S. Buck

キスばかりしている母親もいれば、叱ってばかりいる母親もいる。でも、どちらも愛情があってのこと。そして、殆どの母親はキスもするけど叱ってもいる。
パール・バックの格言

夫婦で子どもにチューチュー ♪ チューチュータコかいなっ♪子どもから「マミーとダディーに愛され過ぎてて怖い・・」って言われてます。
マミーのたわ言

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