テーマ1:母親の本能

テーマ1:母親の本能

※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント
”テーマ1 母親の本能”は、子育ての指針を発見したい方には、ぜ~ったいに見逃せない考えるポイントです!あなたはなぜ、子どもに賢くなってもらいたいのでしょう?私たち母親はなぜ、子どもの教育に熱心になるのでしょう?私たちは、ただ学校の成績が良いだけの子どもを育てたいのでしょうか?

はじめまして~♪よくここまでたどり着いてくれました。ランディー由紀子と申します。(あんた誰?と思う方は、プロフィールをクリック)

早速ですが、人前でおおっぴらに話し合うにはちょっとセンシティブな話題、早期教育、英才教育についてあなたはどうお考えになっていますか?

私はこんな風に考えています。

どんな親でも、子どもには最高の教育を受けさせてあげたい。ですよね?

しかし残念ながら、近年の日本は格差が広がり、お金を持っていたり知識を持っている人だけが、子どもに良い教育を受けさせてあげることができるという社会になりつつあるようです。

imageですからこのままでいくと、最高の教育を与えてあげたいと思っている親が十分なお金が無いがために、それができなくなる状況となります。それってつらいし、悔しい話だと思いませんか?

そして、できる人とできない人の格差は大きくなればなるほど、隔たれた溝は深くなり、ひいては埋まることのない溝になってしまいます。

その姿とは正に、私が20年以上住んでいるアメリカの姿なのです。

そこで、、、私は外から祖国の日本を見て思うのです。日本もそんなになっちゃっていいのかぁー?って。で、黙って見てられないので、このように声を大にして発言しています。

 
現実の社会では「知」は「力」です。逆を言えば「無知」は「無力」という状況は、毎日の生活でひしひしと感じている方も多いと思います。知は力。考える力が生きる力です。そしてそれを学んだ人たちは、自分の人生に選択を持つことができ、それによって自由を得ることができます。

知=力=自由

つまり様々なことを学び考えることができれば、人の言いなりに、与えられたことだけしかできない人生ではなく、自分の人生を自分で切り開くことができるのです。そう、自分の力で自由を手に入れることができるのです!

こういう生き方したいけど、私にはできない。ああいうことをしてみたいけど、私には無理。ではなくて、こういう生き方をしたければ、今からどう行動するか考えよう!あれをしたければ、まずは調査をして様々な方向から検討しよう!知=力=自由の感覚が身についている人なら、そう考えられるはず。

頭を使って自由に思考して、形にしていくことを一度覚えたら、それがどんなに大変でも、与えられたことだけをやる人生より、生きているという実感を味わうことができ、自分が活かされているという、充実感を味わえ、生きる意欲が沸いてきます。

もちろん与えられた中できちんと生活することも大切だと思います。でも、それにしても自分が選択をした道で、自分の意志でやっているなら与えられた中で上手くやっていくことも、いいのではないでしょうか。

 
さて、私のように日本の外にいる人間が、日本を外から垣間見て思うのは、日本の社会の仕組みは、自分の意志を持って自由に生きられる人が、容易に育成される環境ではないということです。でもそんな中で生活してたら、生きる意欲なんて無くなっちゃうと思いません?

ちなみに、ここで一押し頑張らないとやっていけないという厳しい状況や、ぬくぬくではなく、ちょっと寒い/暑いと感じるくらいが、逆に人間を成長させると私は考えています。安易な環境より、深く考えないとサバイバルしていけないくらいが丁度いい。つまり、何かがちょっと足りないくらいで丁度いいと思うのです。

そのような環境の方が、なんでも与えられ手取り足取りやってもらえる環境・・つまり腑抜けで馬鹿にさせられる、自分の力で生きなくてもいい環境より、よっぽど幸福感を味わえると思うのですが、どうでしょう。

 
さて話を元に戻しますが、多くの親は、子どもたちを教育して、せめて自分の子どもには、人生の選択肢を多く与えてあげたいと思っています、よね?それは、与えられた人生の中だけで生きているのは窮屈だということを親自身が意識的に、または無意識に感じているからではないでしょうか?

そこで思うのですが、1から10まで与えるだけの教育が、考える子どもを育てると思いますか?きっとそれは無理でしょうね。

また、もし親自身が、与えられなければ何もできない人間だったら、そのような親が考える力を持つ子どもを育てることはできますか?多分それも難しいでしょうね。

でも自分で考えることを教えてあげなかったら、人は平面でしか物を見れない、奥行きのない、そして情報は持っているけど、考えることができず応用の効かない想像力の欠乏した人間になってしまうのではないでしょうか?

そして、考えないけどシステムの中で与えられたことを上手くやっていく、蟻のような人たちが生産されていく・・・厳しい言い方かもしれませんが、外から見る日本はそんなイメージです。

japanese

でもね、、、

みんなそんなの幸せじゃないって知っていると思うのです。

蟻社会の蟻は、そこで生活をしていたら食べる物に困らないかもしれない。でも、人間には自由が必要だと思うのです。それったら人間の本能ではないかと思うのですが、どうでしょう。だから、私たち母親は子どもに人生の選択肢を与えるために自分の子どもたちを一生懸命教育しているのだと思うのです。

自由が欲しいと思うのが人間の本能なら、自分の子どもに自由を手に入れて欲しいと思うのは母親の本能ではないかと・・だとしたら、私たち母親は本能に動かされて子どもを教育していることになります。

 
ところで、私は決して、あなたに新しい考え方を伝えている訳ではありません。なぜならあなたの潜在意識は、きっと既にそのことを知っているはずだからです。ただ私は、「あなたがなぜ、子どもの教育に興味があるのか」ということを明確に認識してもらうために、言葉で表現して代弁しているだけです。

ちなみにあなたは、コンピューターを駆使して自分が探したい情報を検索できる知的な方です。そして、あなたの大切な時間を使って、今これを読んでくれています。

それは、あなたがあなたの子どもに、より良い教育を与えてあげたいと渇望している情熱があるからだと思うのですが、どうでしょう?

なぜなら、自分の子どもには、自由で幸せになってもらいたいはず。このような親心は、どの時代でもどんな状況でもまたどの文化においても、きっと同様だと思います。

さて、、 正直に言いますと我が家では、早期教育&英才教育を実にガンガンやりました。ただし、もしかしたら一般的に持たれているイメージの早期教育や英才教育ではなかったかもしれません。

例えば子どもを机に坐らせて、計算問題やフォニックスを教える代わりに、うちでは読み聞かせをたくさんし、小さい頃から料理を手伝わせたり裁縫を教えたり、手を使って何かを作るという工作を教えました。

そして外で遊ばせ、食事に気をつけ、子どもの精神が安定する生活を心がけ、小さな頃からヨガや瞑想を教え、身体を鍛えることに力を入れました。

私には、そのように子どもを教育する情熱がありました。そして、なぜだか分かりませんが、そのコツを知っていました。但し、我が家では親が子どもに学校の勉強を教えた記憶はありません。でも私たちがしてきた教育とは、決して世間が一般的にイメージする早期教育や英才教育では、全くなかったのです。

しかも特別なこととか、お金がかかることとか、難しいことでもありません。子どもを賢く育てるということは、まずは子どもが愛されているという安心感を常に持たせてあげ、そして運動と食事をしっかりさせるという、基本的なことが必要だと思っています。それが土台だと考えています。

しかし、私にとって息子の教育に何が一番重要だったかと言えば、母親の自分自身が

⇒ Body (健康な身体)
⇒ Mind (賢い知恵、知識、考える力)
⇒ Spirit (思いやりなどの精神性)

これらについて深く考え理解することだったのです。

そして、これらは頭で理解するだけでなく、毎日の生活の中で実行されなくては意味がありません。なんて偉そうなことを言っている私自身、ホントに毎日猛反省の日々です。

 
さてさて、、、それではここまでたどり着いてくださった縁のあるあなたと、一時的な学校の成績やテストのためだけでなく(それだけだったら超簡単)親子で楽しみながら、子どもの人生に一生必要となってくるBody, Mind, Spirit の教育について、私がこれまでやってきた方法、考え方、経験をこの場を借りてシェアさせていただきたいと思います。

是非、このブログを隅から隅までお読みください。

私はあなたに、あーやりなさい、こーやりなさいなど野暮なことを言うつもりはありませんが、その代わりあなたがあなた自身の力で、あなたとあなたの子どもに一番いい方法を考えられるようになるお手伝いをさせていただきたいと考えています。

 
P.S.
テーマごとの考えるポイントについて、ご自分で独自の考察をしてくださいね。

そして書いてあることを一方的に受け止めるのではなく(自分だったらこうするわ)、(マミ~はこう言っているけど私はこう思うわ)(こっちの方がいい方法だと思うわ)と、自分なりの考えを持っていただくことがこのブログを利用してただく重要な鍵となります♪

Love,

Yukiko Lunday

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