真夜中の恐怖体験
- 2019.12.03
- 九州ライフ
一晩良く寝れてホームシックは大丈夫です。今、大きな築約100年の家に一人でいます。実は一昨日の夜、3時ごろにとっても恐ろしい事があって、眠れませんでした。
一昨日はこのお家で寝る初めての晩。眺めの良い二階に居場所を作りました。
でも鹿児島から大分までの長いドライブで、神経は疲れたものの身体は疲れていず、また初めて寝るお家で心は休めず、その夜はなかなか寝つけませんでした。
夜中の3時ごろ、やっと寝付けた時のことです。ピーンというピアノの鍵盤を叩く音が聞こえ目が覚めました。真っ暗で物音ひとつしない大きな屋敷で、夜中にかなり近いところから聞こえてきたピアノの音。布団を頭からかぶり、(夢に違いない。空耳なはず。)と自分に言い聞かせて、もう一度寝ようとしました。
するとまたピーンという高いピアノの音。高音の鍵盤一つだけを叩いた音です。今度は確かに聞いた。錯覚ではありませんでした。
頭からかぶった布団の中で、私は冷や汗をかきながら、心臓はバクバクしていました。心臓発作を起こすのではないかと思ったくらいです。
怖くて怖くて布団で震えていると、3度目のピアノの音が明確に聞こえました。しかもかなり近いところから。このお家にはピアノはなかったはずなのに!
その時、私は布団の中で怖がっているのに耐えられなくなり、おもむろに布団からガバっと起き上がりました。
そして「やめて!」と大きな声で言うと、目の前にあったBluetoothのスピーカーから、ピーンという音が聞こえてきました。充電が終わったお知らせでした。
なーんだと思うような話ですが、この恐怖は本物でした。スピーカーの音だと分かった後でも、日が昇るまでは怖くてたまらず、電気を煌々と着けて音楽を流して、またウトウト寝つきました。
今日は大丈夫。そして毎日日は昇る。お日様が昇るだけで本当にありがたい。