マミ〜の無料相談:海外在住の子どもへの日本語教育について

マミ〜の無料相談:海外在住の子どもへの日本語教育について

クサノさんからのご相談

乗馬をかじり、自分で馬を飼いたいと漠然と思ったのがきっかけで、ランディーさんのHPを見つけました。その後、約1年半前にチルドレン大学を受講しました。馬については、また次回にしたいのですが、今回は長男12才についてときどき襲ってくる不安があるので、ご相談です。

9歳まで日本に住んでいたのですが、小学4年生に上がる前に、主人の国の北アフリカの国に引っ越しました。それまで、主人は日本語で(それほど上手くないのですが)子供たちと接していたため、長男は1年めは言葉で苦労しましたが、こちらの1年生と席を並べ、数か月ごとに進級、2年経た今はこちらの5年生に在学しています。友達が多くでき、友達とのコミュニケーションにはそれほど困っていないようですが(スポーツが大好きなタイプです)、もともと自分の考えをまとめて喋るのが上手でないため、こちらの言葉で作文をする宿題などがでると、Google翻訳使っていたりします。アラビア語とフランス語の2か国語が学校で教えられるため、子供の苦労は分かります。で、質問は、この長男のために、日本語を継続して勉強させるように親が一緒に頑張るか(例:毎日30分一緒に座って漢字を学習する等)、それともただでさえ新しい2か国語の習得で大変だから、日本語は自発的にするようになるまで待ったほうがいいのか。

5才の次男に比べ、言語にあまり興味がないようなので、無理に日本語を勉強させるのは余計に言語嫌いにさせるだけかもしれない、とも思いますし、せっかく基本的日本語力がついているのだから、簡単な日本語の新聞の記事が読めるようになるまでは教えるのが親の勤めではないのか?とも思ったりもします。

1番恐れているのは、どの言語も中途半端になってしまうことです。長男が最も得意な言語は今のところ日本語です。

from マミ〜

数日とても考えさせられました。なぜなら言語の問題は、その子の一生をも左右するかもしれない、とても重要なことだと思っているからです。色々な考えや思いが交錯しましたが、単刀直入に思ったまま書いてみます。

クサノさんが継続して息子さんと一緒に日本語を勉強させてあげているのは正解だと思いました。そのことはお母さんは、無意識もしくは意識的に、既に知っていたのではないでしょうか。じゃなければ、続けられないですよね。グッドジョブ!!

ただ不安にはなりますよね。それは当然だと思います。逆にクサノさんが生きている、日本人としては特殊な環境の中で、子育てにおいて絶対的な自信を持っていたら、そちらの方が怖いです。

クサノさんも息子くんたちも大丈夫。大丈夫よ!大丈夫であるために、お母さんは毎日健康に生活してください。

きっとこれまで自分の感覚を信じてきた人だと思います。ただ子どものことでは心配しないではいられないんですよね。それは多分、どこにいても、どんな環境で生きてても、またどんなに完璧に見える人でも、親は子どもの心配せずにはいられないですね。

現代社会で子育てしいるお母さんたちも、心は大昔の人間がしていた生活の時と、同じ状態なんじゃないかと思います。女性たちは村で集まって一緒に子育てしながら、問題を解決したり助け合ったりしている時代。その名残が私たちの中に、まだ眠っているのではないかと思うのです。心配や不安な時、自分の言語で話を聞いてくれる人たちがいて、その人たちのやり方を見て、(これでいいんだな)とか、(私はこういう点を改善した方がいいんだな)など、学べたりするものではないかと思っています。

だけど、クサノさんのように、海外で生活していると、ちょっとした心配があったり不安な時に、日本語で気軽にお喋りできる、複数の女性たちがいないかもしれませんね。でも、私の勝手な想像ですが、きっとそうした環境でも、クサノさんは自分で沈思黙考できる人じゃないかと感じています。だとしたら瞑想などを日課にして、その感覚を研ぎ澄ませていったらどうかな、なんて思いました。そしたら自分自身で答えを導きだせるのではないかと思います。

それでも時々、不安になる時あると思いますよ。その時はこういう風にネットで私のようなおばさんに、質問したりしたらいいんですよ。

ということで、結論。私がアドバイスしようと思ったことは、既にクサノさんは自然にやってるんです。だから、もう一度言いますが、大丈夫。息子くんたちも大丈夫。

あ、ちなみに12歳過ぎたら、日本語教える時にすったもんだあるかもしれませんね。それさえも、ちゃんと自分で解決していかれると思いますよ。そのためには、お母さんの健康、そして瞑想が大事。

お返事ありがとうございます。

なぜ、今回の短い文章だけで、ランディーさんは私の状況や私のことを分かってしまわれるのだろう?と心底思いました。

ちょっと思春期に入ってきたのか、今後も日本語の勉強を続けるためには、すったもんだがありそうだなあ、そんなのにタックルするの面倒だな、自分も忙しいし、ストレスになること自分もしたくないなあ(子供も嫌がってるし…)という気分になりかけていたのです。

直観を信じて、途中、休止期間があっても、少しずつでもいいので続けていくようにしようと思います。母親である自分の健康が大事、というお言葉、まさにその通りで、エネルギー不足を感じるときや、精神的に滅入ったり、少し波があるので、それを何とかして、家庭のよい雰囲気をずっと保ち続けれないだろうか?と思っていました。

瞑想やってみます。ぜひテキサスでお会いできればうれしいです。今回は、ほんとうにありがとうございました。コメントに心が喜んでいました!

Sanaeさん
横からすみません。

>逆にクサノさんが生きている、日本人としては特殊な環境の中で、子育てにおいて絶対的な自信を持っていたら、そちらの方が怖いです。
というマミーさんのお言葉、心にしみました。

そうですよね!たぶんクサノさんもそうかと思いますが、子供が小さい時は子供を通じて似たような環境のお母さんと知り合う機会がありますが、子供が大きくなる、特に小学校高学年になると、子供を通じてもママ友と知り合う機会はほとんどなくなります。日本でもそうかもしれませんが、日本だったら子供が小さい時からのママ友達、親戚、幼馴染など、気軽に聞ける人が近くにいるかもしれませんが、海外生活だと、その特殊な環境も含めて理解してくれ相談に乗ってくれる人ってなかなかいないですよね。特に子供の問題だと、そこまで話せる友達はもっと少なくなります。似たような環境でも子供(学校・環境・性格など)は違いますし。

だからやっぱり自分で答えを導き出していくしかないんだなーと改めて思ったのでした。日本語学習のことや子供のことで最近ちょっと悶々としていたのですがクサノさんとマミーさんのおかげで、また一つクリアーになりました。ありがとうございました。(クサノさん、突然すみませんでした。私はオーストラリア在住で、私の娘も12歳です)

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