テーマ48:子どもの遊び方の違い
- 2016.07.05
- Mind(知恵) 学力は全米トップ0.1%
- 教育
※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。
考えるポイント
私は小さい頃から、よくわがままと言われていました。
しかし自分の中では、”Selfish”(わがまま)と”Self-centered”(自己中心的)とでは、 定義がハッキリ分かれておりまして、、、 私流定義では 私は決してわがままではなく、ただ自己中心的な人間だと思っているのです。
日本にいる時によく思ったのは、日本って人と違ってわが道を行く人って、 わがままというレッテルを貼られません?失礼しちゃうわよね。
わがままって、自分はこうであるという考え方を押し通し、 しかもそれを他の人にも押し付ける・・または何でも自分の思い通りにいかなきゃ気がすまない。そして、人を自分の思い通りにいかそうとコントロールする。
ま~、そんなようなのが、わがままだと思っていますが、どうでしょう?
でも日本では往々にして、「私は私」、「わが道を行く」、「人と違う考え方や行動をする」というのがわがままと言われがち・・じゃないですか?
私がアメリカに来て一番気が楽だと思ったことは、アメリカ人って「人は人」なんですね。ここでは人と違って当たり前で、違っててもどうこう言う人はいないのです。ですから私の定義では、多くのアメリカ人はわがままではなく自己中心的。
ピカチュウじゃないけど、アメリカ人に名前をつけたら「ジコチュウ」となります。(笑) しかも面白いことに、、、子どもでもジコチュウなアメリカ人は日本人と遊び方が違うんですよ。 どっちがいいという問題ではなく、ただ単に“違う”のですが・・ 日本人の子どもたちはグループで遊べますよね。
そしてグループの中での上下がそれほどなくすごく平等に遊んでいるというイメージです。 例えば、始めは何々ちゃんがやりたいことをやったら 次は違う子のアイデアを取り入れて遊ぶ。しかも、遊ぶ時にみんなで話し合ってどうするか民主主義的に決めて遊ぶ。
ところがアメリカ人は、やりたいことが一緒だったら一緒に遊ぶけどそうじゃなかったら我慢してみんなと遊んだりしないのよね。遊びの内容が、たまたま自分のやりたいことじゃなければボクやらないって別のことをしだしたり、帰っちゃったりするの。
これって日本だったらわがままって言われますよね。でもね、アメリカではそう思われないのですよ。 ただ単にみんな「あっそ」っていう感じでお終いになる。 つまり「今はあの子はそれをやりたくないんだな」って、あっさり納得しちゃう。 そして、「なんだよアイツ」みたいなムードが全然ない。
この国民性の違いが子どもでも顕著に現れているなんて面白いですよね。 もう一つ違うところがあるみたいです。 これは息子が小学生の時に言ってたことですが、 「日本人のお友達は危ないことがあると、みんなでやめよう、やめようって 一応やめておくよね」って。
で、私が「じゃあアメリカ人の子達はどうなの?」って聞いたら 彼はニカ~って笑って 「アメリカ人のお友達は危ないことがあると、、、、みんなでイエ~イ!やろーやろー!ってなるんだよ」ってなるらしい。。。 ま~、でも、どっちがいいんだか・・
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