テーマ35:”できる人”と”できない人”の違い

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※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント
自分で言っちゃうのもなんですが、ここのテーマでは私、なんだか良いこと言ってます。ただ読んでお終いじゃなくて、あなた自身で色々思いを巡らせながら読んでね♪そこんとこよろしく。

“早期教育について”というと、随分漠然としたテーマですね。

でも「うちではできません」とか、「遅すぎるかも?」とか、「早期教育はよくない」とか、どんな意見であってもいいんです。取り敢えずテーブルの上に色々な考えを出し合ってブレーンストームをするというのは、素晴らしい頭の体操ですよね。

でも、本当の気持ちや正直な気持ちを人目にさらすのは、なかなかできることではありません。旧ブログにコメントくださった“たくましい皆さん“ありがとうございました。

さて、コメントされなかったシャイな方々の中には私が描いた英才教育・早期教育の図を見て“こんなこともう遅すぎてできない・・”、“うちの子3歳過ぎてるし・・”、“うちの子なんか中学生だし・・”、“だいたい親が解かってないものを子供にどうやって教えるの?”と諦めモードの方もいらっしゃったことと思います。

“マミ~だからできたかもしれないけど、私にはできない”

もしそんな風に思った人がいたら・・・

「それは絶対に違うゾ~~~!!」とあたくしは断言します。

しかし、もしやりたいことがあっても、“できる“ と ”できない“ という二極に分かれてしまう要因とはなんなのでしょう?誰から聞いた訳でもないのですが、私の経験の中から勝手に学んだセオリーを申し上げますと・・・

それは・・・始めに“できる”と思うか、“できない”と思うかだけの違いなのです。始めに“できない”と思ったら、そこから先の(どうしたらできるか)と考え始める思考がストップしてしまいます。だから“できない”と思ったら、できるようにはならない。

「なにくそ、自分だってやってやる。絶対できるに決まってる!」という負けん気が、実は(どうやったらできるようになるのだろう)と、継続して思考する活力になるんじゃないかな。(人間はそうやって向上していくのサ、 ふっ)

しかし、子どもの教育に関して、“できる”と諦めない思考の一番大きい原動力はなんだろう?

それは“愛”だと思うんだ。

先週ご紹介した、これまた私が勝手に描いた図に、まるで美空ひばりがステージで熱唱しているかのようにスポットライトを浴びている”愛“という字があります。(美空ひばりと言いながら、コレを見る度「いつものよ~お~に幕が開~き~」と心で歌ってしまう)

私の考える早期教育(家庭教育)の図です ↓

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子どもを愛する無償の愛が中心なのよ~~!!

でも子どもへの無償の愛だったら、親は敢えて持つ努力は必要ないよね。だってみんな自然と持ってるもの、ね?子どもを愛してる、子どもに幸せになってもらいたい・・・だから自分の子どもに強くサバイバルしてもらいたい!と、血を分けたかわいい子に生き抜いて欲しい、と思ってる私たち親。

実は自分の遺伝子を残したいんじゃないの?・・・とも考えられる。ちょっとここで極端に考えてみよう。自分の子孫がこの世に存在しなくなると想像してみてください。

 

お~い・・・

誰もいない・・・

みんなどこに行っちゃったんだよ~

あっ、ジーナとコーネリアス

自由の女神を見つけたゾ
(って、それじゃ「猿の惑星」じゃん)

 
しっかし、こう考えるとなんだか無償に空しくない?

まるで・・

年末に人々がクリスマスプレゼントを買って楽しそうにしている雑踏の中、お腹が空いたので、お財布にいくら持ってるか見ようとふと立ち止まって中身を見たら・・・スッカラカン。そんな時にチリンチリンとベルを鳴らしたサンタクロースを装ったおじさんが「赤十字に寄付してくださ~い」とあなたに近づいてくる・・

いや~空しい・・そんな空しさと似てない?全然違った!?(まっい~や、そんなこと)話を元に戻しますが、「そんなの嫌だ~」と思うのは私だけかしら?

 
人間は自然と自分の遺伝子を受け継いでくれる子孫の繁栄を願っているのではないでしょうか?だから子どもの安全を考えたり、将来、彼らが逞しく生き残っていけるよう、親は細心の注意を払って教育したり、色んなことしてるワケだ。そっ、親の愛っつーのは、私たちの遺伝子を後世に残し、人類を存続させるために必要なことなんだ。でも、自分の子供だけが勝ち組になって生き残っていかれたらいいかというと、そんなに世の中単純じゃあなくなってきてるかもよ。

じゃあどうしたらいいんだろう???

 
ハンカチを想像してみてください。はいそれで、その真ん中をつまんでね。そうすると布全体が持ち上がりますね。今度はハンカチを世の中に置き換えてみよう。世の中というハンカチを多くの人があっちこっちでつまむわけ。そうすると周りの人も含めた世の中全体が持ち上がるよね。あなたもつままれた部分のように立ち上がる・・

そう、全体の中の一人でしかないあなたですが、まず立ち上がってみる。一人一人がそうやって立ち上がる・・そうすることで世の中全体が持ち上げられていく・・・そんなイメージがあるんだけど、どう思う?

 
自分の子どもが将来、幸せに生きていかれる世の中になって欲しいと思ったら、自分の子どもだけを勝ち組にして突起させようと考えるのではなく、自分を持ち上げ人も持ち上げていく、と考えればみんなで生き残っていけるんじゃないかって、思うのだけど。

でもそんなこと、どうしたらできるのだろう???

 
簡単よ。

さっきの話に戻るけど“できる”って思えばいいだけ。じゃあ、どうやって“できる”って思うのか?それも簡単。取り敢えず“できる”って言っちゃう。

 
告白すると、私の場合、これだけで仕事貰ってるみたいなもんです、はい。できるって言っちゃうところから、(じゃあ、どうやったらできるようになるのか!?)というあなたの思考がスタートするのでした。一言で言うと“ハッタリ”ですな。ははっ

 
あっ、書き忘れたけど、子どもが生き残るための方法とは、親が子どもに与える教育だと思っています。人類はもう原始人じゃないからね。子どもに狩りや火のおこし方を教えるわけじゃないものね。

その代わりに、人類がこれまでに使ってこなかった脳の領域を愛と共に子どもに広げてもらおうっていうわけなのさ。自分の子どもには親より頭良くなってもらいたいと思うのは、これまた自然なことじゃない?

さてここで、“できる”と思えば“できる”という一見なんの脈略もない漠然しているように聞こえる意見を裏付ける科学的な理屈をご紹介しましょう。

私の言ってることなんか、きっと泡のように実態がなくてすぐに消えてしまうことになるかもしれないけど、こういう裏づけがあれば、釘で木に打ちつけるみたいに
あなたの中に確固たるものとして理解してもらえるかと考えます。

 
「心が脳を変える」脳科学と「心の力」
ジェフリー・M・シュウオーツ & ジャロン・ヘグレイ

おとなの脳も「進化」を続ける!(p. 135 ) より抜粋

嬰児から幼児時代の脳を洗うシナプスの形成と刈り込みという大波は、生まれて最初の数年で終るものと見られていた。

ところが90年代末にUSLAを含むいくつかの研究所が、思春期直前にシナプスの形成の波が再び襲ってくることを発見して神経科学の世界を揺るがした。

マミ~:(そっか3歳までにやらなくても手遅れではないんだな・・)

「成熟は10歳で終らず、10代から20代に入っても続いている」と国立精神衛生研究所のジェー・ギードは言う。

マミ~:(国立精神衛生研究所というところが、これの話に信憑性を持たせるミソだぞ・・)

意思的な活動が脳を形成する力は、脳の発達の初期段階だけの活動原則ではなく、現在進行形の生きたプロセスとしての脳の機能の原則でもある。

マミ~:(ひょえ~、私が大人になった今、昔より頭がよくなったと感じているのは思い込みだけじゃなかったかも~~)

成人の脳は変化しうる。新しい細胞を生み出すことができる。古い機能を変化させることができる。

マミ~:(大人の場合、使ってないと減るけど、使えば脳細胞が増えるんだね。だったら3歳過ぎても子供ならまだまだ大丈夫じゃん♪)

 
とま~科学者が書いていて、しかも翻訳されたものなのでなんだか難しい言い方しているけどさ、要は意思があれば“できる”ということなんじゃないの?っていうことは、能力の問題ではなく、意志の問題だっつーことだ。

この本には書いてないけど、それにはまず「自分はできる」と言っちゃえば、思考の旅への門が開いて、大人でも脳のシナプスが増えていくのではないでしょうか。

いや、“増えていくのではないでしょうか”ではなく“増えていく”のでR!

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