簡単なことから始めて自己効力感を養う
- 2017.02.04
- 子どもの教育・躾
日本に住んでいる人たちは、アメリカでさざ波(現状況はさざ波程度ではありませんが)がたてば、それが津波と化して日本を襲うが如く、見聞きするニュースが巨大化し、トランプ氏のニュースでは明るい気持ちになれないかもしれません。
昨日、日本に住んでいる友人と話をし、(アメリカではなく日本に住んでいる彼女が、どうしてトランプのことで心配しているのかしら・・)と思ったのですが、怖いから守らなければいけないという、防御の姿勢になってしまっては、恐怖は更に自分の中で蔓延・拡大するように思います。
一人の子どもを育てる時でも同じように思うのですが、外側で起こっていることから身を守るために、守備を固めるように、子どもに高い教育を受けさせておかなければいけないと、不安に操られて子どもの教育するのではなく、子どもたちの強味を伸ばしてあげる方向。
そうしたポジティブな方向からのアプローチによって、これまでできなかったことも自然とできるようになり、ひいては自信にも繋がっていくようになると思っています。つまり自己効力感が養われていくのですね。
面白いことに、まずは 得意なことを伸ばす=できることから手をつける=簡単なところから始めること で、「できる」という体験を積み、ひいては成功に繋がっていくというのは、馬との関わりでも全く同じです。もちろん失敗は失敗で必要なのですが(これも忘れてはいけない)、小さな成功体験を積み上げていくことで、馬という動物でさえ学ぶことが楽しくなると、彼らと接していて感じています。
私は物理学博士のペトロスキー先生から、「簡単なことから始めなさい」ということを教えていただきました。物理学研究においても、できるところから始めることで、研究が前向きに生産的に進んでいくそうです。
「簡単なことから始めなさい。」というのは、動物にも、人間の子どもにも、物理学研究にも、そして国民が国の将来を考える時にも、もしかしたら一様に当てはまる原理なのかもしれません。もしそれが原理だとしたら、個人においても、グループにおいても、国という大きな社会においても、自分が既に持っている強味を磨くことにフォーカスするということは、間違った方向ではないはず。自分の強味から着手するのは簡単です。
私事ですが、2日前くらいから、これまで24時間ずーっと抱えてた肩と背中の痛みが消えましたので、ここのところやっと、物を考えることに集中できるようになりました。そこで、これまで溜めてきた構想に着手していこうと思っています。
ということで、私自身もまずは、簡単にできることからやりはじめ、サクサク終わらせていきたいと思っています。
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