テーマ20:母は強しの体験教育

テーマ20:母は強しの体験教育

※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント
中途半端に教育ママをするから、人から後ろ指さされるんだ。やるなら、人がビックリして目をひん剥いてしまうくらいそして、人に有無を言わせないくらい、とことんやっちゃえっ!でも、基本は子どもにも親にも楽しくね♪

前回前前回に引き続き、幅広い豊かな教育について、今回は更に具体的に(そこまでするか~!?)というランディー家の“珍”英才教育の方法をシェアします。

あなたにも根性があればできます!

 
前回は“気合い“とか言っておりましたが、今回は”根性“ときたもんだ。まるで体育系のノリですが、でも、ふにゃにゃんぽわ~んと子育てしてたら、確かにできないノリなのだ。なにせこれは人任せではなく、あなたが自分の手でやらなければならないことだから。

それでは前回のアラモの砦の話のように、具体例でお話しますが、これはあくまでも例として、日常生活の中でできることをあなたなりにアレンジしてくださいね。アレンジする時は「なんでもあり!」 という自由奔放なスタイルでやっておくれ。

とにかく(そんなこと・・)とか(そこまでは・・)という概念を取り払って考えるといいかも。そう思えれば、あなたの周りにある色々なことが、子どもの学びの材料になることが鮮明になってくるんじゃないかな。

 
ではでは、はじまりはじまり~~

うちの息子が小さい頃、飛行機に乗る度にやっていたことがあります。911以降は(そんなことしたら警察呼ばれちゃうかも・・)ってことなので、今はマネしない方がいいと思いますが、テイクオフ前の飛行機に乗り込むバタバタしている時に、毎回、ファーストクラスのスチュワーデスさんに(私たちはエコノミー)「すみませ~ん、パイロットさんに会わせてください」と聞きます。ちろん毎回ぎょっとされました。

「いやいや、ただこの子にコックピットを見せてもらえないかな~って・・」って言っても、スチュワーデスさんの反応は大概・・・“引いてます”。「うっ」、「えっ」ってな感じです。そうやって人がビックリしている隙をついて、すかさず、根性出して気合いを入れて言います。(なにせかわいいわが子の教育のためじゃ、怖いものなんてないのサ)

「あなたが決められないのなら、とにかくパイロットの方に聞いてみてください」と、スチュワーデスさんを押す押す。人がビックリしてる時に“隙あり!”ってやると無理が通り易い。自分のやりたいようにもって行く、名付けて“どさくさまぎれの術”でR。

反対にこんな時、(ダメかもしれませんが、いいですか?)なんて弱々しくビクビク聞いたら、すぐに「それはできません」って言われちゃうよ。あくまでも大胆に悪気なく当然のように振る舞うのだ。母は強しデス。でもさ、これって子どもを抱いていたり、連れていなければできないよね。

しかしパイロットの人たちはというと、いつでも快くOKしてくれたのサ。断られたこと無し(もちろん911前)。パイロットの人たちは、いつも親切にコックピットを見せてくれただけじゃなく操縦席にまで坐らせてくれ、どのボタンがどういうスイッチでとか小さな子どもに対して大人にするように詳しく説明してくれました。

ちなみにユナイテッドでもアメリカンでも全日空でもコンチネンタルでもパイロットの人たちはみんな親切だったな~。純粋に知りたいと思っている人がいると、親切に教えてあげたくなる・・人は自然とそういう気持ちになるのかもしれないね。

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息子が小さい頃、二人でよく「たんけん、たんけ~ん」って言っていました。

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子どもと二人で「たんけん、たんけ~ん」って言いながら、私たちは飛行機だけじゃなく、消防署も何軒も見せてもらったし、警察署の中にも入って、おまわりさんに警察官の仕事を説明してもらったり、レストランに行ったもんなら、子どもを抱っこして厨房を見せてもらい、音楽会に行ったら、舞台が終った後に作曲家の人に会いに行ったり、アートの展覧会なんていつもアーティストと話しに行くわけだ。

そんな時は、大概「すいませ~ん!」って、大きな声で堂々と聞いてみるのね。一度はおまわりさんが帽子までかぶせてくれたので、「ほんじゃ、次ぎはその拳銃を貸してください」って堂々と言ってみたら、「えっ、こっ、これはダメですよ」なんてマジにタジってするもんだから、「なんちゃって~~!」って、真面目なおまわりさんをからかってしまった。

おっと、話が横道にそれた・・・ではでは、また別の具体例です。

 
動物園の爬虫類館で働いている知人がいるのね。その彼に連絡して、「どーしても息子に動物園の裏舞台を見せてあげたい」と頼んだんだ。そしたら、あっけなく「OK!」それで、毒蛇だとかのウィンドウの裏の、飼育係の人しか入れない、鍵を開けて入る部屋に入れてくれて、どんな道具で爬虫類の飼育をしているとかそれはもうもう、すっごく詳しく教えてくれて・・

しかもその後、有名な爬虫類の研究者のオフィスに連れて行ってくれて、ラッキーなことにその人がたまたまオフィスにいたんだ、これが。それで、彼がアマゾンで撮ってきた写真をたっくさん見せてくれて、色んなことを教えてくれたの。(感謝感激ではありますが、ちょっと気持ち悪すぎた。でもここは子どものためだと思って我慢してたよ)

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聞いてみるもんでしょう? やってみるもんでしょう?しかし、それだけじゃないのだ。うちの子がその後したのは、自分のお小遣いを貯めて、ヘビとヘビを飼育できる水槽みたいなガラスのケースと、その他色々な物を買って、それを自分のクラスに寄付したの。私たちはついでにお金の使い方も教えてあげることができたんだ。だって、自分のやりたいことにはお金がかかるもんね。

それでね、、、

もちろん先生と話し合ってしたのだけど、今度はインプットされたことを彼はクラスの中でアウトプットするということで、更に学ぶことができた。アウトプットとはどういうことだったかと言うと、サイエンス(理科)のクラスで、ヘビの飼育の仕方やヘビの習性などなど、動物園の飼育係の人に教わった知識を今度は学級で発表したのよ。

そういうことは、母親が“なにげに”先生と一緒にセットアップするのだ。

 
動物園の飼育係の人にコンタクトして裏舞台を見せてもらい、爬虫類の生態や動物園でどう飼育されているか、体験を通じて学ぶ。その後、クラスでヘビを飼いたいという、自分がやりたいことをするには、自分でお金を貯めて、自らの力ですることを体験を通じて教える。そして、先生と動物園での体験をお話しする中で自然に、クラスの他の子どもたちに、それを発表する場を設けてもらう。(これは先生にとってもうれしい話で、子どもたちも喜んでいた)アウトプットすることによって、知識が更に脳に刻み込まれるし、それだけじゃなく、人とシェアする楽しさを味わえる。

と、ま~、そこまでやるか~!? って思うでしょ?

もちろんそんなこと最初から計画してやったワケじゃないけど、始めの、動物園の飼育係の知人に連絡するということろから、どんどんネットワークさせていった結果がこうなったのです。しかし、確かにそこまでやる親ってあまりいないかも。。。私はアホなので、いつでもなんでもやり過ぎます。でも結果を考えると、根性入れて子どもに体験教育してきて良かったな。

これは親の意見ではなく、先生たちから言われたことだけど、うちの子は「物怖じしない、学ぶことに積極的な子」だそうな。それって、いつもいつもしていた体験教育の効果に違いないのだ。そしておかあちゃん、あなたが毎日の生活の中で、様々なことを「見せて」、「聞かせて」、「やらせて」あげるのが、きっと一番効果的な体験教育だと思うけど、ちゃう?

 
私と夫は本当に子どもの教育に一生懸命なんだ。

でも決して甘やかしてではなく、かなり厳しい親だけど、私たちは親のためなんてことは二の次で、いつも子どものためが一番。親ってそういうもんでしょ?あなたもきっとそうやって子どもを育てていることでしょう。賛否両論あるかもしれないけど、特に子どもが小さい時は、親である私たちは子どものために存在してるようなもんだ。

でね、それがめちゃくちゃ楽しかったのよ~!子どもの教育とか言っちゃって、それを通して親自身も二重に人生を楽しめちゃうんだもん。

例えば子どもを抱っこしてなかったら、コックピット見せてくれなんて、そんな大胆なこと言えなかったかもしれない。でもね、子どものためって考えるとそれができちゃうんだな。だから今、子どもを抱っこしてたり手を引いて連れて歩いているお母さんは、“母は強し“の時期に、色々大胆な体験教育をしておくといいよ~!わが子のためって思わなきゃできないこと、たくさんあるからね。

 
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マミーのビタミン剤
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I am always ready to learn, but I do not always like being taught.
– Winston Churchill

いつも学ぼうという意欲はあるが、教えてもらうのは決して好きじゃない。
頑固者ウィンストン・チャーチルさんの格言

教え込もうと思うと怒っちゃうので、教えてやるのはや~めた。
頑固者マミ~さんのたわ言

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