次世代テーマ1:Dialogic Readingと呼ばれる対話形式の読み聞かせについて

次世代テーマ1:Dialogic Readingと呼ばれる対話形式の読み聞かせについて

※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育:次世代ブログ(2007年)』の内容をそのまま公開しています。

私のライティングはこれから次世代に入ります。

これまでは、(こんな風に考えようね)、(あんな風にするんだよ)と人の手を取り、みんなで歩いて行こう的なムードがあったと思います。

でもこれからは、これを読んでくださっているみなさんは、既に私がこれまで書いてきたことに共鳴してくださり、そして、毎日の生活の中で実行されている方であろうということを前提に書いていきます。

ので、ここからはつっこんだ高度な話題に容赦なく入っていきます。と脅かしておいて、全然そうでもなかったりしますから、どうぞご安心を。しかし、、、話題は全て完全に私の個人的なテイストで私が興味のあるものに特化されますので、果たして多くの方が、このメルマガを継続してお読みいただくことに・・・  なるのでしょうか?

 
次世代に移行して、また書きたくなった動機とは、日米で入手可能な情報には大きなギャップがあると感じていて「そこんとこ、なんとかなんないの~?」という、じれったい気持ちでウズウズしてたまらんっ! のであります。

世界には英語ができなければ入手することができない素晴らしい情報がたっくさんあります。ま、素晴らしい情報と言っても、個人的な勝手な見解ですから、これを読んでくださる方にも、素晴らしい情報となるかは分かりませんが、でもヘタな鉄砲数撃ちゃ当たります、、よね?きっと。

なので、中にはビンゴーっ!となる情報もあると思いますよ。あと、それだけじゃなくて、まぁ、時々どうしてもお話したくてウズウズしてしまうこともあったりして。。なのでこれからは、気ままに思った事を書き連ねるということで・・・

ん? だとしたら次世代も前世代もあまり変わりはないのかも?どちらにしましても、不定期で、しかも話題もランダムになりますがこれからもヨロシクです♪

 
さて本日の話題は:
“Dialogic Readingと呼ばれる対話形式の読み聞かせについて”

対話形式の読み聞かせは、これまでの読み聞かせの方法とは違い、大人が一方的に、子どもに読み聞かせをしてお終いという方法ではなく、大人と子どもとの間で、絵本の読み聞かせをインターアクティブにする、という方法です。

私が読んだ研究書は2004年に書かれた物なので、このムーブメントはかなり新しい分野だと考えますが・・でも、今子育て中の人には、そんなことはどうでもいいことよね。

※ この記事は2007年3月に書かれたものです

だって今、すぐ使える有益な情報が欲しい! ものね。じゃないと、もたもたしてたら子どもは大きくなっちゃうもの。(うちの子も大きくなっちゃって、少年から青年になってしまいました。子どもがこんなに大きくなった今では子どもが小さい頃とは親の悩みも変わってくるのよねぇ。。。)

 
話しを元に戻しますが、では、果たして実際にこの対話形式の読み聞かせというものが本当に子どもの言語習得に効果があるのか?

結論から言いますと、

対話形式で読み聞かせをしてもらった子どもたちは、例えそれが数週間という短い期間でも、言語発達能力テストで通常の読み聞かせのみの子どもたちよりも、数ヶ月リードするとのこと。(この研究の子どもたちの対象年齢は3歳前後です)

「ぬお~~っ それってどうやってやるの~~?」って、知りたいでしょ?

あのね、多分みんな自然にやっていることだと思うのよね。そう、そんなに難しいことじゃないのよ、お母さんにとっては。

でもさ、こういう研究って、このような方法を規格化して、誰もができるようにして、マスでどう言語発達能力が変わってくるかという目的もあるはずだから、定義を決めたり方法をマニュアル化するんでしょ、きっと。

私は実際、やってましたよ、うちの子どもに。当たり前のようにやってた。だって、絵本を読んであげている時にですよ、子どもに「これはな~に?」って話しかけたり「もしこれがこうなったら、あれはどうなっちゃうのかな~?」って話しかけることなんて、誰でもやってることなんじゃないの?

もしですよ、あなたが読み聞かせの信望者だったとします。それで、これまでに何十冊、何百冊も絵本の読み聞かせをしながら、子どもに話しかけをしないで、まるで機械のように読んでるだけだとしたら・・

それって怖いぞ。実際にそんな人がいたら「あなた、感情はあるの?情緒はないの?」っていう話になりません?

 
では、推奨されいている対話形式の読み聞かせの方法とは:


1.これは何?という質問を多くする
(絵本を見ながらこれは何?とか、これは何だと思う?などの質問をするそう)

2.絵本を一緒に読みながら制約のない会話をする
(つまり解答がある話でなくてもいいので、とにかく子どもに自由に発想させる)

3.子どもの興味に沿って会話を進める
(決して親が一方的に押し付ける会話ではないということですね)


でね、子どもたちもただ一方的に読み聞かされるよりも、対話形式の読み聞かせの方が、だんぜん絵本にのめり込むんですって。但し、まだ喋れない子ども(50以上の単語を喋れない場合)にはこの方法はちょっと早いそうです。

しかし、このような常識を知るために、なぜ大掛かりな研究が必要なのだろうか?そっちのマインドの方を研究してもらいたいものだわ。昨日ね、栄養学の博士が家に遊びに来てたんだけど面白いことを言ってました。

「医学博士とか何人かかたまって、ある症状がなぜそのようになるか、その原因は遺伝子なのではないかって複雑な話をしているのよ。で、意見を聞かれたから言ってやったわ。「食べてないからでしょ」って。そしたら、男の科学者が数人頭をつき合わせて、それについて考察を始めてでも最後には「確かにそうだ」って納得してたわ」

「頭で考えてばかりいて感覚や感性を使わないのは、全くもって時間の無駄よ」ということでした。

はははっ、私もそれに賛成~。しかもそれって、何も科学者だけじゃなく一般の人にも当てはまるんじゃないかしらね。

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