テーマ31:子どもに英単語を教える

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※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント
小さな子どもに英単語を教えるのは、いいとか悪いとか言って、論争している人は自分ではきっとやらない人だと思うよ。だって、実際にやれば簡単に分かると思うけど英単語教えることが子どもに害になるワケがない。ただ問題は、その教え方なんだよね。受験勉強してきたお母さんが、自分がやってきたことと同じようにやってはいけない。それよりも、もっと頭を使って工夫してやらなきゃダメなんだと思います。

英語のエクササイズを早速、実践されている方で単語を教えるのに、言葉が難しすぎるとお考えの方が結構、多いのではないかと思い、それについてお話させて頂きます。

「子どもが小さいのに、難しい英単語を教えてよいのか」というメールをいくつかいただきました。

個別にお答えするより、それに対して思っていることを公開すれば、同じ疑問がある他の方の参考にもなるかと思います。

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さて、、、答えはイエス です。

というか、分かりませんよ、何が正しいかなんて。でも、私はこうしてきました、ということならお話できます。そういう意味では、イエス です。子どもが小さい時、難しい言葉と簡単な言葉を区別したり、英語と日本語のどちらが、もっと難しいと考えた記憶がないのです。だって、「おいちい」と「おいしい」を初めて聞いた子どもにとって、それらの言葉は両方とも同じだと思ったし、「おいちい」と「美味じゃ」というのも、同じことじゃないかと思うんだもん。

で、「おいちい」と「It’s very good.」も、子どもにとって初めて聞く言葉だとしたら、どっちが難しいでしょうね?

じゃあ、sleepy(眠い) と solution(解決策)という単語を初めて聞いた子どもにとって、どっちの方が難しいのでしょう?もしかしたら、、、どっちの言葉の方が難しいと判断しているのは、子どもじゃなくて大人かもよ。とは言え、小さなお子さんには、理解できない言葉が確かにあると思います。

例えば、Trial (裁判)

この言葉の意味を小さな子どもに教えるのは難しいでしょう。こんなに極端な例じゃなくても、以前配布していた無料レポートの中の単語のリストは同じような理由で、教えるのがやや難しい単語もあるかもしれません。

(あ、そうだ。もう無料レポートないから単語のリストは見れないねぇ。。じゃあ、ここの一番下にリストを貼り付けておこう・・と思いきやファイルが無くなってる。でもね、単語のリストなんて何でもいのよ。何も資料が無かったら、それこそ中学校から高校で習う英語の教科書から単語を拾ったっていいじゃない?)

レポートにはお母さんが説明しやすい言葉から拾っていってね、というようなことを書いたと思う?そんなこと書いたよね、たしか・・(ちょっと待って、今見てみよう)

あったあった:一日2語か3語、自分で教えられると思う下記の単語の中からセレクトし、って、書いてあった。

だけど、これじゃあ、解かり難かったゾ。。。ゴメンゴメン

 
つまり何が言いたかったかというと、「お母さんが教えるのは難しいと思った単語は、どんどん飛ばしちゃって、とにかくやれると思うものから、カレンダーに書き込んでやってみてよ」ということだったのです。だから、ま~あれらの単語を全部覚えさせろとか、そんなことじゃないのよ。だいたいあのリストだって、あくまでも例として、辞書を引くのが面倒くさい人のために、書いておいたというくらいなんだから、お気楽にやってちょ。

では、あれらの単語をどこから選択したかですが、お気楽に・・とか言いながら、実はちゃんと理由があって選択したんだ。覚えた単語が将来、一石二鳥になるように、日本の中学校で習う英単語の中から抜粋して、一つ一つ見ながら、私が一語一語タイプしてったのだ。

ただ(この単語はネイティブが絶対使わないぞ)というものはタイプしながら省いていったの。また、(この言葉はいくらなんでも、小さい子供に教えるのは難しいだろうな)と思ったものも、やっぱり省いた。

私はあれらの単語を一つ一つ見ています。どっかから見つけたリストを コピー&ペーストしたワケじゃなく、全部自分でタイプしたので、どのくらいの難度かも分かっています。ネイティブ用の単語のリソースや、ESLの単語のリソースから言葉を選択しようと思ったけど、どうせやるなら、中学校に入ってから「あれっ、教科書に出てくる単語、全部知ってる!」って子どもをビックリさせたいと思ってさ、隠れ技ありの単語集にしたワケなんだ。

でもね、中学校までに習う単語を調べたら、結構、充実してるのよ。ちなみに、他のアジアの国の、高校までに習う単語なども見比べましたが、日本の義務教育で習う単語は、ちゃんとしっかり選択されているな~って、感心しちゃったりして・・ とは言え、中には、ネイティブが絶対に使わないという単語もあったんだけどね(大丈夫、そういうのは省いておいたから)。

それでね、私的に見ればですよ、うちの子が小さかった頃を思い出すと、そのくらいの単語だったら、難しいから教えられないとは思わなかったかも。

うちの子は、小学校にあがった時に、人より本が読めたわけじゃないの。だけど、そんなこと気にしなかったのよ。とにかく理解するものだと信じて、普通で考えたら超難しいことをいつもインプットしてたのです。子どもがアウトプットしてくれなくても、それは学んでないということじゃないと思うのです。子どもが英語を発してくれないと「なんだダメか、覚えてないのか、効果ないのか」って、思うかもしれませんが、それでも続けてみてください。

うちの場合は、「やっぱり効果があったんだ」って思ったのは、息子が10歳過ぎてからでした。それまでは、効果があるのかどうかも解からないことを ただただしてただけです。

私ができることは、自分はこうやってきたということをシェアするだけです。それをこれだけやらなきゃいけないとか、こうしなさいとかそんなことは言いません。だって、あなたのお子さんにどのように教育を与えるかは、私の責任ではないもの。

 
これはひじょ~に、アメリカ的な考え方なんだけど、勉強しない子にアメリカの学校では、先生が叱ったり諭したりしないのね。しない子は、その子の意思でしないということで、教育は与えるけど強制はしない。個人の意思が尊重されるということは、逆を言えば、個人に独立心がなければアメリカでは伸びていけないのです。

ここから先はあなたの選択です。

自分なりのやり方、自分がやりやすいやり方を・・・

 
あなた自身で搾り出しましょう!

あなた自身で考えましょう!

あなた自身で工夫しましょう!

 
それがあなたの血となり肉となり、
ひいては、あなたの子供の教育となると私は信じています。

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