テーマ23:子どものアレルギーを改善する


※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント
アレルギーを克服するには病院に連れて行く、というところから始まり他にも様々な民間療法がありますよね。でも、巷にこんなにも情報が飛び交っている中、本当に何が正しいのか?なかなか見極めるのは難しいところです。そこで、お母さんは一つの角度からの情報に偏らず、大局を見て自分の子どもには何をしてあげるのがいいのか、判断できる力を身につけ、そして、それを普段の生活に上手く取り入れなければいけません。

う~ん、家族の健康管理という母親の仕事って、そんなに簡単じゃないのですね。

息子が5歳の時に鼻づまりが始まり、「鼻づまり=バカになる」と危機感を持った私は真っ先に・・・マスクを買いました。

アホです。

アレルギーの原因となるアレルゲンが体内に入らなければいいって、完璧に単純にそう思ったので、薬局で高級マスクを買いました。でも、それが無駄だと数日で気付き、今度は小児科に連れて行きました。

これもダメだった。

その頃アレルギー反応を抑える新薬だった、クレアトンという薬を処方されましたが、一時は効いたものの、数日で無駄だということに気付きました。それに、子どもに一生薬を飲ませなければいけないと極端に考え(そんなの絶対にいやだ~~)と心の中でもがいていました。

西洋の薬がダメなら、今度は漢方だ~!と、ヒューストンのチャイナタウンにある、怪しい中国漢方の薬局に行きました。タツノオトシゴだとか、鹿の角が瓶に詰められて売られているめちゃ臭いお店・・しかも英語がほとんど通じないゾ・・

ドロドロに煮だてて飲ませる、大人でもまずくて飲めない漢方をしばし試しました。でもすぐに脱落。いくら何でもあんなまずい物を子どもに飲ませるのはムリだ~。

それで次に試したのは、プラスチックの容器のキャップを開けると、部屋中が臭くなるくらいキツイ臭いの、丸くなった団子虫のような中国の鼻の薬。それを5歳の子どもに、磨り潰して粉にして飲ませました。どんな様子だったかは、子育ての経験のある方にはお分かりでしょう。

毎回、格闘です。

ヤダー、ダメよー、こっち来なさい、ワーンワーン、泣くんじゃない、ドタバタ、ドッスンバッタン・・・

でも、そんな努力をしても、効果の程はちょっと効いたかなという程度で、漢方薬の治療も今一しっくりきませんでした。

その頃、ちょうど日本に帰る予定があったので、東洋医学の治療院をやっている叔父に会いに行ってみました。

そして、叔父に「ヒューストンはアメリカ一空気が悪い街なんです。だからシアトルに引越したいと思っている・・」と言ったところ、「じゃあ、シアトルが空気悪くなったらどうする?」って聞かれ、「そしたら、次はコロラドかな?」なんて、トンチンカンなことを言っていましたら、叔父に渇を入れられました。

「そんなにヒューストンの空気が悪いのだったら、ヒューストンに住んでいる全ての人が喘息か鼻のアレルギーになってなきゃいけないハズだ。だけど街中の人間がアレルギーという訳じゃない。それはな、問題は環境じゃないってことだ。外的なことが問題だと考え、それを防ぐことに躍起になっても、身体そのものが健康じゃなければ、いつまでもその問題は続くぜ」

あちゃ~、その通り。それまでの私は完璧に“外“に目が行っていました。私はその時まで身体そのもの、つまり“内“に目を向けてなかったのです。その話で、いきなり目から鱗が取れました。

「日本に居る間、ここに来れるだけ子どもを連れておいで。取り敢えずは針で今ある症状だけは治してあげるから、後はとにかく運動させろ。そして、甘い物を与えるな」と叔父に言われ、片道約2時間の道のりを針治療のために、何度も息子と通うことになりました。

息子の鼻は確かに良くなりました。でも一時的なものだから、アメリカに戻ったらとにかく運動させること、そして甘い物を与えないこと。気を付けてないとまたなるぞって、叔父に散々脅かされました。

その時に叔父に会った事で、私の視点は劇的に外から内に向きましたが、でもそれだけでは事は足りません。なにせ、健康に関する知識がほとんどないのですから。叔父の言う事だって確かなことかどうか、どうして分かりましょう。

そこで、アメリカに帰ってから、私は色々な本を読みあさり、様々な角度から健康を作る方法を勉強し始めました。

これは一重に可愛い子どものため。親はみんなそうでしょう。

とは言え、情報を入手するということは、よくよく考えてやらないと曲者です。何が正しくて何が間違っているか、どうやって判断したらいいのか?しかも、親には専門家のような知識が必要なのではなく、特化された一つの分野に囚われてはいけないと考えました。

アレルギーと一言で言っても、食事、運動、メンタル、環境、遺伝、睡眠等々、様々な角度から包括的に理解した健康作りが必要です。もし一つの情報に囚われ、例えば食事だけに特化し専門家のような知識を得てもそれだけしか見えないのでは問題解決にならないと考えたのです。

つまり親としてしなきゃいけないことは、まずは全体像を見られるような情報を様々な角度からオープンマインドになって入手することだと考えました。

専門家の人の話を聞いたり、経験者に話しを聞いたり、本を読んだり、インターネットで検索したり、情報収集の方法はいくらでもあります。それを子どもの状態に合わせて、どのように取り入れていくか計画を立て、そして毎日の生活の中で、子供自身が健康を守れるよう教育すると同時に、実際に健康な身体作りの生活習慣を実行するのが親の仕事ですよね?

ということで、我が家ではどうやって子どもの鼻づまりを治したか、ということをシェアさせていただきますが、これはあくまでも情報の一つとしてお受け取りいただき、しかも鵜呑みにしないでいただきたいのです。あっちこっちで聞いてきた、巷の民間療法を全部鵜呑みにはできないでしょ?

問題は親が“情報を能動的に入手し、一つの情報を鵜呑みにせずによく考えて判断し、そして計画を立て毎日の生活の中で実行する”ことが大事なのだと思います。

ではでは、家ではこんなことをしていました:

鼻うがい:
海の天然の塩をぬるま湯で溶かし、それを片方の鼻で吸っては口から、または別の鼻から出します。
風邪をひきそうな時、鼻が詰まっている時、または鼻汁に色がついてバクテリアによる炎症ではないかと思った時に、なるべくすぐにやります。インターネットで鼻うがいを検索すると、もっと詳しく書いている記事がたくさんあると思いますので、どうぞ探してみてください。

飲み物:
なぜか甘い物を食べさせた後は、鼻づまりがひどくなります。だから甘い物は食べさせません。100%だからと言ってもオレンジジュースなど、ジュースは飲ませません。外に食べに行った時だけは好きにさせていますが、コーラなどの炭酸飲料は買わないので飲みません。
飲み物はきれいな水です。きれいなお水をたくさん飲ませます。特に朝起きた時は、必ずコップになみなみ一杯お水を飲ませています。尚、お水は冷やしたものではなく、氷などは絶対に入れません。
食べ物もそうですが、“内臓に優しくする”ことがアレルギーの改善に役に立つのではないかと思っています。

食べ物:
食べさせ過ぎに注意。食べ過ぎた後は鼻づまりが顕著にひどくなります。
また食べ物は、ファーストフードなどはもちろん避けます。我が家は現在は、白米に玄米を混ぜて、肉は食べず時々魚を食べ、大豆などの豆類と野菜を食べています。
とは言え、全く肉を食べないということではなく、人と食事をする時は食べるという中庸の姿勢です。
子どもは時々肉を食べたがりますので、そういう時は食べさせています。野菜はオーガニックを買っています。高くつきますが、肉を食べないので+-ゼロ。また、食べ物は栄養を摂取するというよりも、エネルギー価の高いと思われる、食材を心がけて買って料理します。つまり旬のものや、生きている食べ物です。
すごい人はペンドラムという三角形の金属が鎖の先についているものを使って、食べ物のエネルギー価を調べてから買っている人もいるようです。私はそのやり方を知っていますが、わざわざやりません。だってそんなことしなくたって見れば分かるもん。ねっ?

運動:
鼻づまりの症状がでてから、かなり泳がせていました。そして、そのうちに選手コースに入れるくらいまで泳げるようになったので、毎日水泳をさせていました。
しかし、これはヒューストンという土地柄だからです。すごく暑い土地なので、野外のスポーツは夏の間数ヶ月できなくなります。だから水泳だったのですが、本当は走らせるスポーツの方が良いと思います。
数年、毎日かなりの量を泳いでいましたが、本人が好きじゃないので、体力もつきアレルギーもなくなり、身体が健康になってきたので辞めさせました。
しかし、身体を鍛えるための運動はいまでも毎日やっています。とにかく、身体を使わせることが大事です。待ち時間が長いものより、ひたすら身体を動かせるようなスポーツがいいと思います。
小さな子はたくさん歩かせるのが良いと思います。ちなみに水泳を始めさせるのは、泳げない子は暖かい時期が良いです。でないと、冷たい水の中に長時間浸かることになるので、逆に身体を冷やしてしまって逆効果になるからです。

背骨をまっすぐさせるエクササイズ:
バラコンバンドとかいうゴムのチューブで、背骨を左右対称にさせる運動です。1998年に亡くなられた五味雅吉さんという方が考案されたものです。インターネットで検索すればたくさんインフォメーションがでてきますが、主には腰痛とかのことです。但し、骨盤―背骨の問題は、腰痛持ちの大人でも腰痛のない子供でもそのメソッドは同じであると考えました。
背骨がまっすぐじゃなければ、内臓のどこかに負担が掛ったり、血液の循環が悪くなるのではないかと、素人ながらに考えた訳です。

マッサージ:
夜寝る前に子供にマッサージしました。子どもなので軽くマッサージして、血液の循環が良くなるようにします。また手で触るということがヒーリングになると思ったのです。それだけではありません。
マッサージをしながら、マインドコントロール(言葉が悪いかな?)します。つまり「あなたは健康だ」というイメージを植え付けるのです。「うわ~、元気な身体してるね~」とか「鼻がつまっても熱でたりしないから、きっと免疫力が強いんだね~」とか、子どもが自分で元気だというイメージを持てるようなことを話しかけます。「こんなんじゃ大変ね」とか「かわいそう」なんて絶対に言いません。

今、アレルギーのある子にどうしたらいいか知りたい方はたくさんいらっしゃると思います。そういう方には、上記のような一見なんでもない普通の常識は、聞いてもあまり役に立たないと思うかもしれません。

しかし、これを本当にきちっと毎日の生活の中でやっていくというのは、そんなに簡単ではないんですよ。食事にしても飲み物にしても、子どもになぜそのような食生活の習慣が必要であるか、
よくよく教えながらでないと、お友達の家を羨ましがったりします。また、運動させるのだって、親が適切なスポーツのグループを探し、そしてクラブに毎日連れていくという、毎日の親の努力も必要になります。

また、我が家ではかかりつけの小児科の先生もいますが、いつでも相談できる東洋医学の先生も何人かお付き合いさせてもらっています。病気になってしまったら病気を治療してくれる先生と、そして、東洋医学のように病気にさせないという、予防法を教えてくれる先生の両方のアプローチが必要だと思うからです。

色々書きましたが、私はあくまでも“一母親”でしかありません。なので、「我が家ではこうやってたよ」という話を近所のおばさんから聞いてるくらいのつもりで受け取ってください。

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