テーマ21:心配しないですむ教育

テーマ21:心配しないですむ教育

※ こちらの記事では、旧ブログ『学力は全米トップ0.1%〜秘訣は幼児期の教育(2005年5月〜2007年3月)』の内容をそのまま公開しています。

考えるポイント
ちょっと禅問答のようでなんですが、将来、子どもの教育のことで心配しないですむ教育をするのに大切なこととは・・・毎日、心配しないで、あなたのビジョンを信じてやっていくことです。

あ、そうそう、それにはビジョンが必要でした。はい。

“幅広い豊かな教育”について、まだまだ思っていることがありますので、もう少しお話してみます。    
             
以前、メルマガに書きましたが、確か幼稚園の頃・・・うちの息子は20まで数を数えられませんでした。教えてなかった訳じゃないけど、と言うより、、、どちらかと言えば、一生懸命教えていた方だと思うのですが、それでも20まで数えられなかった。

数だけじゃなかったな~、本読むのだって特に早くできた訳ではなかった。もちろん教えてましたよ。ダディ~は文学博士だし、結構、力入れて教えてたと思うんだけど・・・にも関わらず(うわっ、4歳でもう本が読める!)なんて、親を喜ばしてはくれたことはなかった。

と言うより、その反対にスペルなんて覚える気全然ないようだし、特にスラスラ本を読んでいる様子を見せてくれたこともないし、、、

それだけじゃないんだ。運動だって、(なんだこりゃ~?)だった。

サッカーを習わせた時なんてボールを追っかけるというコンセプトに全く興味がなかったようで、皆がボールを追いかけているゲームの最中、遠くの方でグルグル回って、うちのボクちゃんは草の上で目を回して倒れていました。

あちゃ~

で、そんな息子の様子に私たちはどうしてたか・・・

全然、心配してなかったのヨ~ン!その頃に親を喜ばせてくれる、とっても良くできた子だということを証明して欲しいなんて思っなかったの。

なぜか?それはですね、、、

私たちはな~んの不安もなく、なんにも心配していなかったから。だから、全然気にならなかった。

心配しない。簡単なことです。ホントに簡単よ。ただ単に今から心配しない!って心配するのを止めればいいの。

なんちゃって~~~ちょっとそれじゃあ無理か~~~?

じゃあ、しょうがないな、どうやって心配しないか教えてあげるよ。

それはね、「親が大きなビジョンを持てばいいの」親が大きなビジョンを持つということはどういうことか?え~っと、大きなビジョンを持つことは、子どもに小さなことで期待するのではなく、“バカでっかい期待”を掛けるっていうことなんだ。

期待について、私たちがどう考えているかお話させていただく前に、以前メルマガに書いた、ダディ~が教鞭をとっていたことがある、アメリカの名門私立校St. Albansで教えてた時のことを回想してもらい、なぜ彼らが優秀なのかダディ~の意見を聞いてみたので、まずはその話から・・

すごい高額の名門私立校だからと言って、けっして先生が公立の先生より優れている訳ではないというダディ~の意見はココに書きました。それで、「じゃあ、何が違うのよ」って聞いてみたんだ。

それに対し、、、「彼らは期待されているんだよ」とダディ~。

「期待されてるってどういうこと?」とマミ~。

「親も学校も、彼らが優秀であるのは当然だって思っているってこと」(ふ~~~~~ん、分かったような分からないような・・・)

「もうちょっと分かるように説明してくれないかな~?」

「彼らが名門校に入って、そのままアイビーリーグに行き、そして大企業のトップや政治家になることは、家族からも社会からも、当然のことのように期待されているんだよ。だから彼ら自身も、そうなることが当然で自然なことだと、無意識に期待通りになるように生きてるんじゃないかな」

(へーそうかい)ってな話である。

うちは貧乏だし、そんなレールを子どもに敷いてあげることはできないゼ。だからと言って、お金持ちの子どもだけが与えられる特権を羨む気持ちもないんだな、これが。

だってうちはうちで、私たちは息子に、ものすごく大きな期待を掛けているんだもん。この大きな期待故に、小さいことなんて全然気にならないんだ。しかも親のビジョンと子どものビジョンが一致して、将来は、期待している通りになるとしか思えない私ってアホで幸せ。

でさ~、St. Albans の子どもたちが期待されてることと中身は違うけど、自然にしかも当然に“期待通りなる”という、メソッド自体は同じかも。

ではでは私たちの期待とは???自分たちの子どもが将来、世の中のお役に立つ人間になるということです。

そして、その通りになると信じている・・というか、そうなるとしか思えない。だからちょっとやそっとのことでは、なんにも心配にならないの。しかし、これって昔から親は子どもをそう育てていると思うので、別に特別なことでも斬新なことでもないよね。

あたたもきっとそう思って子どもを育てていることと思います。

でも、もしかして私たちが少し普通の家庭と違っているとしたら、うちでは子どもに小さな頃から、人のためになるにはこんなこともできる、あんなこともできるというビジョン、しかも・・バカでっかいビジョンを見せてきているということかも。

こういうことを我が家では、息子が小さい頃から徹底的に叩き込んできたんだ。

しかし・・・例えば、世の中を変えるために大統領になりたいとしますよね、でも大統領になることが目的じゃないんです。大統領になって人のためになることが目的なんです。または科学者になって発明をしたいと思うとしますよね、でも科学者になってノーベル賞を獲ることが目的じゃないんです。科学者になって人のためになるのが目的なんです。

どこそこの学校に行って、どんなことを学んで、どんな知識を得て、、、そしてどんな仕事をして何になるかなんて、そんなことはどうでもいいんです。私たちの子どもが神様から授かった能力が“最大限に生かされ”、世の中のためになりさえすればいいのですから、そうなるためのプロセスも、またその方法も何でもありです。

私たちが持っている大っきなビジョンの根底にあるのは、まっ、ナポレオン・ボナパルトさんにこの言葉では先を越されていますが、「不可能という言葉はない」っつうことです。

そして数ある選択の中から、彼の能力が最大限に生かせることを自分で発見し、最終的に世の中のお役に立てる人間になる・・というのが、私たちがビジョンを持って息子に教育していることです。

が・・・今日いっぺんに詳しく書けないので、具体的な話はまたいつか。。。

でもま~そんな風に育てていたら、小学校に入ってから、家で学校の勉強を教えることは、皆無に近かったけど成績は良くなった。ホントのこと言うと、息子に家で教えてきたことは、学校で習うことより数段も難しいことだったんだ。期待が大きいから、家でありとあらゆることを教えていたのだ。

だって、世の中のためになる人間を育てようと思ったら、ま~、教えなきゃいけないことが、本当にたくさんあるじゃありませんか!

これはもちろん勉強のことだけを言っているのではなく、自分の健康を守る、様々なことに好奇心を持つ、深く物事を考えられる、人の気持ちを理解する、思いやりを持つ、人と共同作業ができる、人のお役に立つことを喜びと思える、豊かに物事を捉える、あ~きりがない・・

そして、それらを土台とした上で外国語の習得、学校での勉強、社会問題への関心、環境問題への関心、様々な文化への関心、とこれもきりがない・・・

あなたにも、あなたの子どもが世の中のお役に立つ人間・・・大きくお役に立てる人間になれる様、でっかい期待をして欲しいな~。

これは私たちが”体験を通じて”感じていることですが、このようなビジョンは宇宙の法則と一致するから、そう信じて子育てればあなたには子どもの教育に必要なことが、自然と空から降ってきてくれる。

それはどういうことかと言いますと・・・

正しいビジョンを持って、子供に幅広い豊かな教育を受けさせてあげたいと心から強く思っていれば、自然とそうなる状況が揃ってくるということです。お金が無いから良い教育を受けさせてあげられないと憂いしているあなたそんなことないよ。大丈夫だよ。

あなたと子どもに必要なことは、必要な時に必要な形でやってきてくれるからね。でも心配してたら、見える事も見えなくなっちゃうから心配しないのよ。

でっかくて正しいビジョンを持ち、それを片時も忘れないこと!

子どもが与えられた才能を最大限に生かすには、不可能や限界はないと考え、子どもに大いなる期待をかけてあげること!

但し、その期待とは決して親のエゴではないこと!

これさえあれば大丈夫でい。

 
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マミ~のビタミン剤
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―Every evening I turn my worries over to God. He’s going to be up all night anyway.
Mary C. Crowley

神様はどっちにしても夜中でも起きてるはずだから、私は毎晩、心配事は神様におまかせしちゃうの。

 
―Do not worry if you have built your castles in the air. They are where they should be. Now put the foundations under them.
Henry David Thoreau

城なんて建つべき所に建つのだから、城を空中に作れるかどうかなんて心配しないことだよ。それより今は、その基盤を作っちゃおうゼイ。

 
―There is nothing that wastes the body like worry, and one who has any faith in God should be ashamed to worry about anything whatsoever.
Mahatma Gandhi

心配することより肉体を蝕むものはない。神を信じる者なら、心配事があるなどということ自体恥ずべきだ。

 
―Worry is like a rocking chair–it gives you something to do but it doesn’t get you anywhere.
Anonymous

心配するということはまるでロッキングチェアーのようなもの。やらなければいけないことが増えるだけで、決して前には進まないから。

 
―とは言え人間だからさ、全く何の心配しない人なんていたら・・・バカかも?
マミ~

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